こんにちはー!るなです(^^)
今回は、日本消費者連盟消費者リポートNo.1622より、ゲノム編集食品についてお伝えします。
結構前から騒がれていますので、みなさんご存知かとは思いますが、ゲノム編集食品ってどのようなものか、おわかりでしょうか?
- 肉付きの良い豚
- 変色しないマッシュルーム
- 毒素の無いじゃがいも
これらは新たな遺伝子操作技術「ゲノム編集」で開発中の食品です。
消費者メリットを売りにしていますが、食べ物の安全性は確認されていません。
政府はどうするつもり?
実は今年3月に、政府はほとんどのゲノム編集食品を、安全性審査の対象外と結論付けたのです!
早ければ夏にも流通する可能性が高まっています。
開発から日の浅いゲノム編集技術の問題点を明らかにして行きましょう。
研究開発中のゲノム編集食品
- 肉厚のマダイ
- 角のない乳牛
- アレルゲンの少ない卵
- 変色しないマッシュルーム
- 高GABAトマト
- オレイン酸の多い大豆
- 収量の多い稲
など。
分子生物学者・河田昌東さんのお話
ゲノム編集と遺伝子組み換えは、技術的には全く違います。
遺伝子組み換えの場合
遺伝子組み換えの場合は、細菌からとった除草剤耐性遺伝子や害虫抵抗性遺伝子を、大豆やトウモロコシの遺伝子の中に潜り込ませます。
ですが、その場所を事前には特定できないため、挿入場所はランダムなのです。
その結果、外来遺伝子を挿入された細胞の多くは死ぬか奇形になるなど突然変異します。
その中で影響の少なかった細胞を選び出し、作物に育て上げるのです。
ゲノム編集の場合
あらかじめ相手の細胞の標的とする遺伝子を特定します。
その遺伝子だけを破壊するか、あるいはその場所に必要な遺伝子を挿入出来るのが特徴です。
開発費と手間を大幅に省けると言います。
ゲノム編集にしろ遺伝子組換えにしろ、現存する生命に手を加えるのですから、他の遺伝子に対してどのような影響があるのかを確かめる必要があります。
最近わかってきたことですが、個々の遺伝子は単独で働いているのではなく、他の遺伝子やゲノムの98%を占める非構造遺伝子との相互作用で生命を維持しているのです。
そうした観点からすれば、遺伝子組換えもゲノム編集も生命に与えるリスクは代わりありません。
国によって異なる方針
- 遺伝子組換えと同じ規制を課す=EU、ニュージーランド
- 規制する場合と規制しない場合がある=日本、オーストラリア
- 規制しない=米国
米国では、2018年に世界初となるゲノム編集作物・高オレイン酸大豆の商業流通・使用がスタート
どうして日本では、規制する場合と規制しない場合があるのでしょうか?
ゲノム編集技術の3つのタイプと厚生労働省による規制の有無
- DNAを切断して遺伝子を壊す=規制の対象外
- DNAを切断した際に遺伝子の役割を果たさない、少ない塩基を挿入=規制の対象外
- 遺伝子の役割を果たす長いDNAを挿入=規制の対象※
※外来遺伝子を導入した場合でも、戻し交配などで導入した遺伝子が除去されれば規制の対象外
規制を表示をさせよう!
100万人署名にご協力ください
2018年秋に遺伝子組換え食品要らない!キャンペーン(以下、キャンペーン)が行った、ゲノム編集食品の規制等を求める緊急署名は、わずか2ヶ月足らずで2万筆強に達しました。
今年1月の署名提出集会では、全国から集まった市民が政府の拙速な進め方に強く抗議しました。
しかし、3月厚労省はほとんどのゲノム編集食品を安全性審査の対象外とし、開発者による届け出も任意とする方針を発表しました。
18年9月の審議開始から半年、たった8回の議論で、安全性に疑問のある食品の流通を認めました。
このままではゲノム編集食品が、表示も無いまま店頭に並びかねません。
もう一度署名運動をしてほしいという声もあり、日本消費者連盟はキャンペーンとゲノム編集食品の規制と表示を求める署名運動をはじめました。
目標は、100万筆です!
100万人署名運動は、海外からも応援を頂いています。
第1次集約は8月31日
第2次集約は11月30日
となっております。
私(るな)が署名用紙を持っていますので、リア友には直接記入してもらえるのですが、それ以外の方々には直接お願いすることが出来ません。
ですので、厚かましいお願いなのですが、こちらの日本消費者連盟のホームページのTOPページ左側に「署名活動始めました」という
こちらのバナーがありますので、こちらクリックで内容がご覧いただけます。
署名用紙もダウンロード出来ますので、何卒ご協力お願いいたします。
今回は、日本消費者連盟消費者リポートNo.1622からお伝え致しました。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。(^^)
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